歯肉の炎症が進行して、歯周ポケットが深くなります。
プラークが更に付きやすくなり、ポケットの中にも厚く歯石が付いてきます。
出血だけでなく膿も出てくる事があり、口臭を感じ易くなります。
歯を支える骨の吸収も進行するため、歯がグラグラしやすくなります。



原因となる歯石を除去する必要があります。
ポケット内の病的なものを取り除き、歯の表面を滑沢にする事で現状以上の進行を防ぎ、磨きやすい状態をつくります、症状が重いところは、外科的な処置が必要な場合もあります。
歯がグラグラ動く場合は、咬み合わせの調整や固定をして安定を図ります。


処置では、できるだけ痛みを伴わないよう症状に合わせた方法を相談しながら行っています。




長い時間を経過して付いてしまった歯石は とても固く、歯ブラシだけではとれません。
しっかり除去することで健康な歯肉に戻す事が可能です。


 右は、下の前歯の写真です。
歯の間に びっしり詰まっているのが【歯石】です。
目に見える範囲に付着する歯垢や歯石は、歯の色と同系色の事が多く、発見しにくいのが難点です。
(歯周ポケット 6〜7mm)どの歯もグラグラしています。

歯石を除去した直後の写真です。
歯石の下にあった歯肉が弱り、真っ赤になっています。
長年ためていた歯石のために、歯肉の位置が下がり歯間の隙間が空いています。

歯石を除去して1週間後の写真です。
歯肉色が改善しているのが一目でわかりますが、歯周ポケット内を探るとまだ血がにじんできます。
(歯周ポケット 4mm)
この状態から、更に歯肉改善後、残り(ポケット内)の歯石を除去します。

 


左は、下の奥歯の写真です。(歯石除去前 → 1週間後)前歯と同様の変化がみられます。
歯周組織が弱ったことにより歯がグラついたため咬むのも、歯を磨くのも不安で長年悩んでいたそうです。
改善までの間、一時的に仮固定してあります。







通院(処置)ごとに改善が見られる為には患者さん御自身のホームケア(自宅での管理)が、とても大切になってきます。
歯石があった時と無い時では、磨く範囲が変化した事が写真からもわかりますね。
同じように磨いていては、改善どころか繰り返し悪化の道をたどるばかりです。
自分のお口の中をしっかり観察し、どのようにしたら健康を維持できるのか?
学んで実践する事が改善の早道です。
『治してほしい』気持ちだけでなく患者さん御本人の『本当に治したい』という気持ちを大切にして下さい。
私達スタッフも改善に向けてフォローします。