口の中(口腔内)のすべての欠損に対して、1本義歯から総義歯まで保険診療の範囲内で回復できる手段となります。
 しかし、義歯自体は歯肉(粘膜)の上に乗って咬む力(咬合力)を受けていますので、天然歯=インプラント≧ブリッジ>義歯のように咬む力は弱くなっていくと理解してください。又、保険診療の範囲内で、材料・強度・審美性の面からも十分にご期待に添えない場合は、保険適用以外の義歯をお勧めする場合もあります。





長年使用して磨耗が進んだ義歯
人工歯が擦り減った結果、顎間距離(上のあごと下のあごの間隔)が狭くなり低位咬合性難聴を引き起こす可能性が高くなっています。又、咬合力(咬む力)弱くなりしっかり咬めません。

新生した義歯

上顎に比べ下顎の歯列弓が狭いが、上顎を狭くして咬ませると口の周りにしわが目立ちます。従って審美性を考え、上の奥歯の幅で調整した例。

金属床義歯

上あご(口蓋)を金属で作成し、薄く熱伝導を良くする事により食感を向上します。また金属で作成することにより義歯の強度は十分なまで増強します。


残存歯を外側よりつかんで義歯を支えます

上顎

下顎



上顎は保険適用外義歯


残存歯自体を加工して、義歯の維持を内側性に求め審美性を持たせたものの一例




下顎は総義歯


取り外しの義歯(入れ歯)を使用中の方へ

1 義歯の清掃
義歯にも歯垢、歯石、着色などが付着しますので、食後必ず歯ブラシなどを用いて洗浄してください。また、義歯の洗浄に超音波洗浄器を使用しますと、義歯を清潔な状態で長く使用できますが、超音波の発信源の強さによって洗浄能力が極端に違ってきますので¥10000円以上のもの目安にお探しください。

2 義歯の管理
義歯を使用している方は、1日のうち一定時間(夜寝る時など)はずして水中に保管してください。義歯を装着し続けると義歯の下の粘膜が圧迫され貧血帯が生じ、それを解消しようと自分の体が骨を吸収してしまいます。それが義歯の不適合を起こす原因となり、早期に義歯が不安定となります。

3 定期チェックの必要性
使用することにより義歯の適合は徐々に悪くなっていきます。半年から1年の間隔で適合のチェックをし、適合が悪ければ粘膜面の修理をして義歯を安定した状態に保つようにしましょう。